おちこぼれ国立理系大学生が卒業するまで

これは、落ちこぼれぼっち国立理系大学生が卒業するまでの黙示録であるーー

大学1年で単位を馬鹿程落としたらどうなるのか?

こんにちは、らみーと申します。

今回は大学1年で単位を馬鹿ほど落としたらどうなるのかを、実際にそうなった私の体験からお話してみたいと思います。

まず、私が実際に落とした単位数から紹介します。私が1年次の時に履修した総単位数が49単位で、修得できた単位が全てで11単位です。つまり38単位は見事に落単ということですね。これはなかなか真似できない記録なんじゃあないでしょうか…?

そして、その38単位のうち、必修・選択必修の単位数は36単位です。必修科目というのは卒業する上で絶対に修得しておかなければいけない科目なので、もし落としてしまった際は次の年以降に再履修という形で、また授業を受けなければいけません。つまり、自分が2年、3年となったときにその年の1年生と一緒に授業を受けることになります。そうなったら、とても気まずいですよね。さらに、進級した後の必修科目と落とした必修科目の開講時間が被っていたら留年の危機かもしれません。なので、絶対に必修は落とさないようにしましょう。

他にも、単位をたくさん落とすことによる影響はたくさんあります。

例えば、奨学金がなくなることです。大体の大学生が利用しているであろう奨学金ですが、1年ごとに修得した単位が少ないと、奨学金はもらえなくなります。どこの大学も大体120単位の卒業要件単位を満たすと卒業できると思います。これを大学に籍を置く4年で割ると、1年あたり30単位が標準修得単位数となっています。(実際は1,2,3年でほぼすべての単位を取ることになると思いますが、便宜上こうなってます。)そしてこの30単位を下回ると、学習意欲が無いと判断され、奨学金が止まります。私の場合ですと、1年次で11単位ですから、標準より19単位足らず、日本奨学金機構(JASSO)からの貸与型奨学金が「廃止」されました。奨学金やバイト代で大学に通う方にとってはこれは致命傷になってしまうと思いますので、最低でも30単位は取っておきましょう。

他にあげるとすれば、友達がいなくなることです。かくいう私も大学が始まったころは何人か話すようになった友達がいたのですが、だんだん大学に行かなくなり、顔を合わせる機会が減り、自分が単位を落とした話などをすると、その人たちは私から離れていきました。当然ですよね、だってそんな落ちこぼれと付き合う意味なんてないんですから。そうして大学でコミュニケーションをとる人がいなくなると、大学に行く気もどんどんなくなり、単位を落とすようになる負のサイクルです。大学生は基本的に上昇志向の方が多いと思います。特に国立大学やレベルの高い私立になるとその傾向がはっきり表れます。そんな集団の中で大した努力もしない人間は相手にされませんので、何かしら自分の存在意義を作ることも大事かなと思います。そういう私はそんな努力をする気にもなれないので、ぼっちの道を選びましたが…それでもつらい時はすごくつらいので頑張ってほしいと思います。

以上が、私の思う大学1年で単位を馬鹿程落としたらどうなるのか?ということです。正直、1年で単位を落としまくったくらいじゃ留年は決まりません。でも2年以降がめちゃくちゃしんどくなります。なので、なるべく多くの単位を早いうちに取っておくのがいいんじゃないかなと思います。とはいえ、無理をする必要はないので、これまでの自分を顧みて、自分の限界を超えないようにしてほしいです。